この数年、占いがブームになっていると思いませんか?
「このあいだ占いに行ったら、今までのことを全部当てられてね……」
「よく当たる評判の占い師がいるんだけど、その人が言っていたとおりのことが本当に起こったの」
「今年の私は『○○の年』だから、こういうことに気をつけたほうがいいらしい」
「○年と○年に新しい出会いがあるんだって」
「今の彼(彼女)とは相性が悪いみたい(いいみたい)」
「このままだと大変なことになるって言われたんだけど、どうしよう」
このような会話が、かなり頻繁に聞かれるようになりました。テレビをはじめとするメディアでも、取り扱い方はそれぞれですが、様々な種類の占いを取り上げるようになっています。
ほんの10年くらい前までは、「占いのようなものについて話すときには、話す相手を選び、なんとなく声をひそめて……」という雰囲気があったはずです。
目に見えないものを受け入れている人には話すことができても、誰にでも気楽に話せることではなく、ちょっと間違えれば「あの人はああいうものを信じている人」「ちょっと変わっている人」という目で見られることもあったはずです。話し方によっては、偏った人に思われる危険もありました。
私は今でも、「占い」という言葉からくるイメージは、あまり好きではありません。
一言で「占い」と言っても、信憑性の高い奥の深い学問としての「占い」から、うさんくさいあやしげなものまで、ありとあらゆるものが混じり合っているからです。近年、占いブームにともなって、ますますこの差がひらいてきました。
そのため、どの程度までを「占い」と言っているのかは、人によって違います。はじめから遊び感覚で捉えている人もいれば、「占い」から発展した話(「宿命や運命」「この世に生まれてきた意味」など)を指している場合もあるので、両者に対して「占い」という同じ言葉を使うのは、はじめから無理があると思います。「占い師」という言葉も同じです。
いつの時代でも、占いを参考にしている人は数多く見られました。財界、政界を代表するような人たちから、会社員、主婦、学生まで様々です。
引越しのときに方位を気にしたり、相手との相性を見たり、その年の暦からなにかの方向性を決めるなど、会社の経営方針から家庭の問題まで、占いでわかることをなにかしら生活に取り入れている人は、時代に関係なく大勢いました。
ですがこれらの人たちも、今までは占いへの関心は「なんとなく隠しておくこと」として、おおっぴらにできませんでした。占いに対してのこれまでの知識や取り入れ方は、「それに詳しい人はとても詳しく、知らない人は考えたこともない、またははじめから無視している」というように、人によって差が激しかったような気がします。
いろいろな人が気軽に聞きに行き、気軽に口にするようになったのは、やはりこの数年、長く見ても10年くらいのことではないでしょうか。
人間を含め、この世に存在するすべての生命は、宇宙や自然、森羅万象のエネルギーの影響を受けて成り立っています。天体の動きが、人間の生態系や生理システムに影響を与えていることは誰でも知っています。私たちの住んでいる地球自体が天体ですから、宇宙の動きが、そこに住んでいる私たちに影響を与えるのも当たり前のことです。
また、人間をひとつのエネルギー体として考えた場合、そのエネルギーが強まったり弱まったりすることに合わせて、その人の感情や考え方、さらに起こる出来事にも変化がある、ということもあるでしょう。
占いは、宇宙や自然界のルールを分析し、それを反映させている学問です。そして人間は、この「宇宙や自然界のルール」の影響を知らない間に受けています。
だとすれば、「占い」を見ることによって人間のなにかがわかってくるのは、それほど不思議なことではありません。その人の持って生まれた性質や、過去、現在、さらには未来の出来事まで、ある程度予想がつくかもしれません。
宇宙や自然の神秘を分析していく学問はたくさんあると思いますが、「占いもそれらの学問のひとつ」と私は考えています。
それらをふまえた上で、札幌に住んでいる私が「参考になるな」と思った札幌の占いについてのサイトがありました。
オススメの占い師のことが載っていたり、その他の札幌の占い師のことがほとんど載っていたりして、札幌にはこんなに占い師がいたのかとびっくりました。
私は占いはブームではなく文化や学問の部類に入るものだと思うので、これからも真剣に占いと付き合っていきたいと思います。